今回は、VTuberコミュニティで大きな話題となっている「伸び悩ミーム」についてご紹介します。特に、あの有名な「伸びねぇ」が生まれた元ネタに迫ってみますよ。
どうしてこのミームがこんなにも広まったのか、そしてどんな背景があるのか、詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
伸び悩ミームとは
「伸び悩ミーム」とは、主に日本のVTuberコミュニティで生まれたユニークなミームの一つで、あるVTuber動画の自虐的なサムネや構成を参考にしています(後述)VTuberたちが感じる「自分の成長が思うようにいかない」という気持ちを表現したものです。
VTuberは日々たくさんの時間をかけて配信したり、動画を作成したりしていますが、それでも人気や視聴者数の伸びが思うようにいかないことがよくありますよね。そんな「もどかしさ」や「焦り」を、ユーモラスに、時には自虐的に表現するのがこのミームの特徴です。
例えば、自分の配信や動画が予想よりも少ししか伸びなかったとき「ああ、また伸び悩んでる…」なんて感じながら使われることが多いんです。多くのVTuberたちがこのミームを使うことでファンや仲間たちと共感し合い、ストレスを解消したり、ちょっとした笑いを提供したりしています。
伸び悩ミームが広がった背景
多くのVTuberが、努力に見合った成果が出ないことに苦しんでいる状況が「伸び悩ミーム」を生んだ背景にあります。このミームは、そうした心情をユーモラスにそして少し自虐的に表現するため、VTuberたちの間で広まっていきました。
伸び悩ミームの広がり
「伸び悩ミーム」は、VTuberたちが自らの状況を共有し、共感を得るための手段として広がっています。多くのVTuberがこのミームを取り入れ、自身の動画やSNS投稿で「伸び悩み」をテーマにしたコンテンツを作成しています。これにより、同じような境遇にいるVTuber同士のつながりが生まれ、コミュニティ全体が活性化しています
またVTuberのファンはその成長過程を見守ることが多いため、このミームをきっかけの一つとして、人気が出る前や成長が停滞している時期に一緒に応援することができます。だからこそ「伸び悩ミーム」はファン同士の絆を深めるためにも重要な役割を果たしているんです。
このように、「伸び悩ミーム」は単なるジョークにとどまらず、VTuberたちのリアルな感情や経験を反映した文化的な現象となっており、彼らの成長を願う声が集まる場ともなっています。
伸び悩ミームの元ネタは、VTuberの「四ッ谷やえ」による「伸びねぇ」
伸び悩ミームの元ネタは、VTuberの「四ッ谷やえ」さんによる動画「5年経った底辺Vtuber」で、彼女が自身の経験をもとに「伸びねぇ」というフレーズを使って、成長の停滞感を表現しています。この動画は多くのVTuberに影響を与え、彼らが同様のテーマで動画を制作するきっかけとなりました。
VTuberの「四ッ谷やえ」の動画『5年経った底辺Vtuber』
VTuber「四ッ谷やえ」さんは長年活動してきたにも関わらず、思うように人気が伸びない現実に直面していました。彼女が2024年12月に投稿した動画『5年経った底辺Vtuber』では、その苦しい心情を率直に語っており、視聴者にも大きな共感を呼びました。
特に、サムネの「伸びねぇ」というワードが多くのVTuberや視聴者に刺さり、瞬く間に「伸び悩ミーム」として広まりました。
そして、この動画を発表してから「四ッ谷やえ」さんのYouTubeチャンネル登録者数は、1000人未満から一気に 1.69万人まで伸びています!(※2024年12月27日時点)
多くのVTuberに影響
『5年経った底辺Vtuber』のサムネや動画構成は「伸び悩ミーム」として多くのVTuberに影響を与え、彼らが自身の成長や視聴数の変動についてオープンに語るきっかけとなっています。VTuberたちは視聴者に対して「伸びねぇ」と表現することで、共感を得たりファンとのコミュニケーションを深めたりしています。また、このような自虐的な表現はVTuberのキャラクター性を強調し、視聴者に親しみやすさを感じさせる要因ともなっています。
このように、「伸び悩ミーム」はVTuber文化の中で重要な役割を果たしつつあり、視聴者との関係性を築くための一つの手段として機能しています。